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ピエリーニ会長(以下、会長) こんばんは。はじめに、今日はさまざまな記者の方にお集まりいただいておりますが、特にイタリアから長旅の中わざわざお越しくださったイタリア人記者の皆さん、ありがとうございました。これまでのアスコリの歴史にないようなスーパースターとして、清水選手がアスコリに来てくれることを嬉しく思います。若いにもかかわらず、素晴らしい選手でもあり、先の桜花杯で得点王を獲得したのは重要なことです。クラブ側も、サッカー選手としての能力に期待して、賭けに出ました。これからは、清水選手への質問があれば、どうぞ。

日本人記者(日)――地元新聞によれば、開幕戦には清水が試合に出ると出ていますが、それは本当でしょうか?(イタリア語で質問)

会長 イタリア語がお上手ですね(笑)。清水選手も、1カ月後にはそれだけイタリア語が話せるようになるといいのですが。試合の出場に関しては、ディミケーレ監督が決めることですので、それは後に分かることだと思います。

ディミケーレ監督(以下、監督) 清水はほとんどオフがない状態で今まで来ていることもあり、慎重に考えています。リーグ終了して、イタリアで合流後の動きを見てからになるでしょう。…本当は今すぐにでも連れて帰りたいのですが。

イタリア記者(イ)――自分自身をどういう選手だと思っていらっしゃいますか?

清水 裏に抜ける一瞬のスピードと勝負強さが売り、ですかね?

(イ)――二年間の完全移籍ということですが、その後もアスコリに残ることを期待されていますか?

清水 まず結果を残さないといけないというのと、やっぱりチームに貢献しないといけないというのがあるんで、まずそれを重視して、本当に集中して、チーム(の順位)を上に上げればいいなと思っています。

(イ)――上の順位、ということですがやはり昇格すぐということもあって中位を伺う形に?

清水 そりゃスクデ―

監督 いや、今のは聞かなかったことに。

(日)――アスコリに来て、すぐにこの地に慣れるというは難しいかと思いますが、自信はありますか?

清水 自信はあります。春日に似てる、と聞きました。

(イ)――個人的な目標は?

清水 点をいっぱい取ります。

(イ)――アスコリ側からオファーがあったとき、イタリアはどこにあるのか、アスコリはどういう土地かということはご存じでしたか?

清水 うーん、どういう場所かは、分からなかったです。

(イ)――日本人としてセリエAに挑戦ということで、責任感などは感じていますか?

清水 モリシ…た、選手がああいう結果を出していて、あれを越えなきゃ、っていうプレッシャーはありますけど、今までの自分の力を全部出して、はい。まあやれると思うんで、頑張りたいと思います。

(イ)――イタリア語を勉強してきたと言うのは本当ですか?

清水 勉強はしてますけど……、まあ難しいですね。

(イ)――何かイタリア語で一言お願いします

清水 えー……、「Buonasera! Mi chiamo Kaho Shimizu!! Sono di Kasuga!!」(こんばんは、私は清水代歩、春日生まれです)(イタリア報道陣から大きな笑いと拍手が起こる)

(イ)――ヨーロッパの中で、好きな選手はいますか?

清水 うーん……えー、トッティとか。

(イ)――今までセリエAは見ていましたか?

清水 テレビでは見ていました。

(イ)――今のアスコリの置かれている状態についてはどう考えていますか?

清水 やっぱり昇格したばかりなんで、残留が第一になるのは仕方ないけど。高いところに目を据えるっていうか、高みを目指したいですね。

(日)――清水選手は、日本で春日スプリングサンズを未勝利最下位からカップ戦準優勝まで引き上げたわけですけど、何かコツのようなものはありますか?

清水 別に自分だけの功績じゃないんで…まあ本当、みんな最後は気持ちで戦ったと思うんで。気持ちで負けないというのを持っていれば、みんなの力が出ると思うんで。そこをまずはやっていきたいと思います。

(日)――背番号というのはもう決定しているのでしょうか。何か、その番号の由来などあったら教えていただけますか?

清水 そうですね。まあ、背番号は94番ということで。愛着のある番号なもので、空いていれば下さいと。

監督 94番とか使いたいなんてやつがいるわけないだろう。

(イ)――日本のプレスの方からは、清水選手はとても強い性格を持っていて、何か問題を起こすようなこともあるのではと言われているのですか、ご自身はどのようにお考えですか?

清水 いや、そんなことないです。イタリアの人の方がすごいでしょ(笑)。

(日)――まずはレギュラーを取ることが必要だと思うのですが、目標として具体的な時期はありますか

清水 いやもう、出来れば早めに、取りたいと思いますけど。

(ス)――監督とコミュニケーションを取る場合は、常に通訳がつく予定なのでしょうか?

清水 そうですね、ある程度勉強してるし、あとは聞いて慣れていければいいかなと。

監督 ここまで喋れるようになってるのは正直意外でした(笑)。

(日)――選手たちとはもう顔合わせはしたのですか? どのような印象を持たれていますか?

清水 うーん、そうですね、日本でビデオを見て、チームにはどういう選手がいるのかというのは見たんですけど印象とかは…。いいチームだなとは思いましたけど。

(イ)――スプリングサンズのメンバーには何かメッセージをもらいましたか?

清水 「頑張れよ」と。はい。

(日)――会長にお伺いしたいのですが、今回の移籍では、選手としての期待とともに、経済的な効果を期待されているのでしょうか?

会長 二年間の完全移籍ということで、われわれは辛抱強く育てて生きたいと思っています。期待しています。今回の移籍と、日本での経済的影響というのは、全く別の話です。

 質問はありませんか? では、最後に私から、一言だけ。ここまで長旅の中わざわざお越しくださった方々、どうもありがとうございました。私もとても日本という国を楽しむことができました。皆さんも同様に、ヨーロッパにお越しの際はせっかくですからアスコリを観光していただけたらと思います。

<了>

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